どうも、めんたいです。
私は、ドライバーを辞めて久しいです。
最近知り合った方だと、私が走っている姿を見たことないという方も多いでしょう。
昔は、たまーにドライバーもやってました。決して上手くはなかったですが。
しかしながら、他のセンスあるドライバーとの出会いや、監督として戦略を考え、チームをまとめる役割の方が楽しいと感じたこともあり、辞めました。
いつかまた走りたくなる日が来るかもしれないので、「引退」を公式に宣言したことはありませんが、事実上の引退です。
私は、ドライバーとしての旬を迎える前に、腐りました。
さて、私が監督業をやるようになって5年ほど。
当初はうまくいかないこともありましたが、段々と要領を掴み上手く回せるようになってきました。
レギュの穴をつくようなこと、奇抜な作戦、いろいろやりました。
結果が伴うこともあれば、裏目に出ることもあり、百発百中という訳ではありませんでしたが、何より「考える」のが楽しかったです。
このあたりが全盛期でした。
しかしながら、最近は戦略の幅が狭いレースも増えあまり考えしろがなくなってきたり(レベルの向上で一つの最適解をなぞり、最も無駄をなくし、最も効率よくレースを進める必要があるようになった側面もある)、ドライバー自身が強くなったことで、戦略を外しても力技でリカバリーしてくれたり。
段々と自分が活躍する場もなくなり、楽しめる場も少なくなってきました。
本当は、そんな状況でもできることがあったはずなのですが、努力を怠りました。
他責思考で言うならば「環境が変わったせい」で、監督としての旬は終わったと思っています。
・・・実際は、「環境の変化に合わせられなかったせい」ですが。
監督生命の終わりも、そう遠くない気がしています。
今年のeスポーツ国体開催タイトルから、「グランツーリスモ」が外れました。(2024/6/2時点)
2019年、国体でeスポーツが開催されるようになってから6シーズン目、皆が今年も開催されるものだろうと思っていた最中、外れました。
もしかすると来年また復活するかもしれませんが、この1年、1大会が失われたことで旬が過ぎてしまう人もいるかもしれない。
特に、今年18歳の選手は、来年また復活してもU-18クラスで戦うことはできません。
U-18選手としての選手生命が、環境の変化で終わってしまうかもしれないのです。
この国体で「エリア代表」や「優勝」の肩書を得たことで(もちろんそれだけではない個々人の努力も大きいですが)、人生が変わったと言っても過言ではない人たちを見てきました。
それが、不意なことで、ね。
やるせない思いは、察するに余りあります。
箱根駅伝や甲子園などは、戦争やパンデミックのイレギュラーはあるにせよ、なんとなく今年も、来年も開催されるに違いないという思いは皆持っているはず。
そのような位置に来ていたこの国体が、今年はない。
かなり脆い土俵の上で戦っていたのだと痛感しました。
今、環境の変化に適応できるかが問われています。
開催されないのであれば、今、旬を迎えている選手はこれをキープしなければならない。
永く一線で活躍している方々は、例えば挙動変化やBoP変化など、勢力図が大きく変わりうる変化にもうまく対応している、と素人目に見て思います。
適者生存の世界、ここで選手生命が終わるか、旬を維持して違うチャンスを掴めるか。
今、全プレイヤーが試されていると思います。
将来有望な全選手に頑張ってほしく思うと同時に、私もできることをやりたいと思う今日このごろでした。
一度腐ったら、返り咲くのは大変。
それでは。