総評

今回のレースは台数が少なかったとはいえ強豪チームがエントリーしており、表彰台独占は決して楽ではなかったです。

とはいえ、このようなこの上ない結果を得られたのは以下の要因が大きいと考えています。

1.レースペースの良さ

やはり先述の通り雨は経験の差が出やすいため、普段なら各チーム1秒以内のラップタイム差で推移するような力関係でも、ウェットになるだけで2~3秒差がつくこともあります。

実際他チームのラップタイムと比較してみると、1周あたり2~5秒速いラップタイムで周回できていました。

これが当たり車両でなくとも毎周これだけギャップを築けていたことが非常に大きかったと考えています。

また、このコースの走行経験があまりない方やウェット経験があまりない方も皆速いペースで周回しており、全員が1分切のタイムを出していることに大変驚きました。

もちろん無いに越したことはない多少のミスやペナはありましたが、それでも好ペースの下支えがあったからこそ、このような結果が得られたと思っています。

2.好判断

実はトップ走行中の最終スティント、めんたいFDRCのユアは緊急でピットインをしています。

本当は最低義務交代数を消化していたので、そのままロングスティントでチェッカーを受けてもらう予定だったのですが、マシンの異変を感じ自己判断でピットイン。

マシンを替え、無事にトップを守りきりチェッカーを受けられました。

この判断がなければ、再びマシンストップの悲劇を繰り返すところでした。

冷静に、チェッカーを受けるための判断をしてくれたこと、そしてたまたま雨で相対的にピットロスが少なくなっていたことがこの結果につながっていると思います。

色々とあった決勝レース、難しいコンディションでしたが、好ペースと好判断の安心感があり、どこか落ち着いた力強いレースができたと思っています。

ハンデはあったとはいえ、めんたいFDRCは他チームと同条件またはそれ以下のハンデのため名実共に1位、たらこレーシングはハンデ分を差し引いても2位キープ、めんたいレーシングはそこでの順位争い次第というような展開になっていたはずなので、内容もかなり良かったと思います。

この体制で8時間戦っていたらどうなっていたかなー、と気になるところではありますが。

また、今回から名前を背負って戦っているFDRCさんにも、ひとまず優勝の報告ができホッとしております。

ドライバーの皆さん、応援してくださった皆さんありがとうございました!

色んな方に会えて嬉しかったですし、色んな方がチームに来て様々な発見をもたらしてくださりとてもありがたかったです。

運営の皆様も重ねてお礼申し上げます。

これがたまたまだったと言われないためにも、気を引き締め引き続き頑張ります。

それでは。

photo by okachi