ほぼ機能しなかったストラテジー
今回のレースは「アウト・イン」が可能なレギュでした。(一部チームは不可)
つまり、イマイチな個体を引き当てたときはすぐピットに戻り車両交換ができるわけです。
前回出た8耐も可能ではあったんですが、それをやると不要なピットが1回~増えてしまうという判断で頑なに実施しませんでした。
ただ、今回はアウトインのデメリットが小さくメリットが大きかったので、「ハズレを引いたときはアウト・インしよう」という方針で戦いました。
また、我々のカートの引きの悪さは祟を疑うレベルで悪いのです。
きっとクジを引くドライバー達の日頃の行いが悪いのでしょうが、スピリチュアルな部分はどうにもなりませんからフィジカルな部分で解決できるようにと思い、「カート稼働状況タイマー」なるものをエクセルで作成。
文系が見様見真似でVBAを組みました。
これを見ながらカートのサイクルを可視化し、なるべくアタリカートが回るサイクルでピットインができるように、少なくともハズレカートが回るサイクルにはまらないように・・と思っていました。
一応レース前に3時間きっちりタイマーが動くことを確認し、いざ本番に臨んだのですが・・・
どういう訳だか12分程度でタイマーが停止。
たぶん処理落ちです。
コードをスマートに書くことができない分、処理が無駄に複雑になってしまい、またバッテリー駆動させた際省電力モードになり処理能力が落ちたことが要因かな・・・と思ってます。
電源に挿しっぱだったときは問題なかったので・・・
これにてカートサイクル可視化作戦はあっけなく終了。
結局「勘」と「運」に頼るしかなくなってしまいました。
そうこうしているうちに、1回目のピットインの制限時間~30分が近づいてきました。
依然あずーらがいいペースで周回しているので、できる限り引っ張りたいところですが、そろそろ限界。
2人目をライライくんに託し、あずーらにピットインの指示!
しかし!
なんと控えているのは微妙(と思しき)個体とハズレ(と思しき)個体!!
てことは、アウト・インだよね。
何でもいいからドライバー交代して、すぐにピットに戻ってくれば、もう一度38号車を引けるかもしれない。
結局引いたのはハズレ個体。
こうなったら賭けるしかない!運頼み!
結果は惨敗。
みんな30分ギリギリを狙ってピットインしてきた、というよりは、38号車を引くためにピットを待ったと見てもいいでしょうか。
我々がピットを出てまた戻ってきたときには、すでにピットに何チームかいて、38号車も奪われ、ハズレカートからハズレカートに乗り換えるだけの超無駄なロスタイム。
これにより、あずーらが築いた約2周のマージンも帳消しになり、順位もクラス3位ほどに転落。
一つのミスがミスを誘発し、もはや勝負権を失ったとさえ思うレベルの大ミスに。
やり場のない怒りと無念さに、ただただ呆然としておりました。
唯一、ピット消化回数が他チームより多いことだけが救い・・・。