総評

よく私が言っており、このブログでも何度か言ったことがある気がすることですが。

めんたいレーシングのエースナンバー「111」には、「技術・戦略・運」、この3要素それぞれで1番を取れば自ずと優勝できる、だからその3つで1番になることを目指そうという想いが込められています。

さて、今回のレースをこの3要素で振り返ってみましょう。

まずは技術。

これは、スタート時点では他チームより劣っていたと思います。現にタイムが物語っています。

とはいえ、ガヤルドさんの指導や個々の頑張りのおかげで、3時間という短い(?)時間ながらライバルと概ね遜色ないレベルまで成長したと思います。これもタイムが物語っています。

例えばこれはyuaの1回目のスティントと2回目のスティントのタイム、並びに同じタイミングで走っていたライバルのタイム比較表。(左がライバル、右がyua)

1回目のスティント

1回目の段階では、概ねライバルに対して2~3秒遅れていたわけです。

2回目のスティント

しかし2回目の段階ではほぼ遜色ないか、むしろちょっといいくらいのタイムで周回しているわけです。

もちろん相手は同じドライバーじゃないかもしれませんし、カートの個体差もあるので一概には言えませんが、少なくともこの日の平均的なタイムにまで向上したことはほぼ間違いないでしょう。

というわけで、まだまだ伸びしろはあるにせよ、この日ライバルと対等に戦うに求められていたレベルは(最終的には)あったと思っています。

次に戦略。

これはまた後述しますが、少し反省点あり。

最後に運。

これは最下位だったでしょう。誰が悪いとかじゃないですけど。

というわけで、技術・戦略で大きく劣っていたわけではないと思いつつも、ほんの少しのマイナスが回り回って増幅し、運にまで作用し、結果噛み合わなくなってしまったのかなぁ、と考えています。

やっぱりすべてがトップレベルでガチッとハマってこそ、勝利の権利が得られるんですな。

そう簡単に勝たせてはくれないものです。


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